卓話者 顔学インストラクター・美容師
前田 紘一 様
テーマ 「顔には意味がある」
“顔の秘密”の著者、松島茂雄氏の60年前の本がアマゾンなどで売られています。私も顔について学んできました。人の顔はアナログだからだと思います。
マスクをして3年、何かが変わってしまいました。それは、長い間顔を隠していたのですから。昔は口を隠すのは強盗しかいませんでした。それは、口元から人格がほとんど出ます。(特に男性は)私は日華化学でデミ製品立ち上げをしていた時、朝のラジオ体操で江守幹夫社長は顎を上げたことが1度もありません。その代わり、「恐ろしかった!」と皆が言っています。顎がガチっと締まっていたら、「ダメなものはダメ!やることはやれ!」という事で、彼は人の顔をしっかり見ていたのです。
皆さんのお手元に「三文法」という資料をお渡ししました。美容師さんに教える資料として渡しているもので、理学的な話でお化粧やヘヤスタイルを決める時に「三文法」で切ってみると随分分かり、役立ちましたのでお伝えします。
顔には神経があります。そして、みんなが持っています。そのことに気が付きました。顔を隠していたから、例えば口が笑わなければ笑顔は人に届かないのだということです。
顔の意味を「知・情・意」の三文法で解き明かしたいと思います。顔を隠すことによる心の損失、言葉のとげとげしさ、自分の事だけ考える狭い考え方はどうしてなのでしょうか。
顔を解放しよう、良い顔を創ろう。
知・情・意の三文法とは、人の持つ神経を表します。
知:副交感神経、心臓はゆっくり、脳は鋭敏
上品、気品、知的に見える
情:交感神経、心臓早く感情たっぷり
優しく、明瞭、かわいい
意:三叉神経、行動的、意志的、決断力が強い
落ち着き、しっかりしてみえる